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子育ては「心」育て

一日30分、子どもと遊ぶことで、子どもの能力は高まる。

赤ちゃんは、誕生と同時に脳細胞は、活発にシナプスを伸ばし始めます。

赤ちゃんは未熟な状態で生まれます。目は近距離で白黒にしか見えません。耳は胎児が4か月頃を過ぎるとお母さんのお腹の中で音を聴くことが出来るようになっています。手は握りしめたままです。手足の関節は十分に伸ばすことが出来ません。ですからお母さんは、赤ちゃんの発達を促すために、優しく声をかけながら、ガラガラを振って赤ちゃんに聞かせたり、赤ちゃん体操をしてあげたり、視力を上げるための遊びをしてあげます。2か月を過ぎたら、首が座りますので、寝返りを打つのを手伝ってあげます。5~6か月頃には腹ばいが出来たり、支えてあげると座ることが出来るようにもなります。8か月頃にはハイハイをするようになり、10か月頃にはハイハイが上手になり、かなり早くハイハイするようになります。そうなると手足の筋力も付き、つかまり立ちから歩くようになります。

赤ちゃんの成長に必要なのは赤ちゃんとの五感遊びです。一日中赤ちゃんを抱っこしているお母さんもいらっしゃいますが、赤ちゃんは自由に動けるようにしてあげることが大切です。そして、成長に必要な五感遊びを、赤ちゃんが起きているわずかな時間(15分×2回)一緒に遊んであげると、赤ちゃんの脳は活発に成長していきます。遊びで大事なのは赤ちゃんに語り掛けることです。言葉の意味を知らなくても赤ちゃんは、自分に語り掛けてくれるのを喜びます。赤ちゃんが喜ぶことは脳にもいい影響を与えることが分かっています。

子育てに否定語はいらない

子どもが歩き出すようになると、行動も活発になり目が離せなくなります。そんなとき子どもを危険から守ろうとつい「あぶない!」「あーだめ!」などと声を出して子どもを守ろうとしますね。

しかし、言葉の意味を知らない子どもは、何をママは言っているのか分かりません。ただ、声に驚き行動を一瞬はやめるかもしれません。しかし、ママの言ってる意味が分からないので、また、同じ行動を続けます。そんなときは、子どもを危険から守るためには、声に出さず、黙って子どもを後ろから抱き抱え、安全な場所に移動させてやり「ここであそぼうね」と言いましょう。そして、危ないもの危険なものを子どもの手の届かない所にしまいましょう。

子どもの成長にとって「安全」「安心」な環境であることが必要です。否定語は子どもを不快にするだけです。禁止語が多く、説明や小言が多いと、子どもの好奇心を奪い、やる気をなくすきっかけにもなります。子どもは穏やかな環境下では、穏やかな子どもになります。指示、禁止が多いと、子どもは戸惑いママに嫌われたと思い、不安になる子もいます。

子どもはママが大好きですから、ママには嫌われていないと思える対応をすることで、心が落ち着いてきます。