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子どもの教育・躾


子どもを躾・教育をするときの対応として、旧来の「叱る・褒める」対応ばかりが強化される傾向にあります。
「叱ると怒るは違う」と言う方もいます。「叱る」は良いが「怒る」は良くないという議論がまかり通っています。
子どもは親や先生に注意されると「怒られた」という捉え方をします。
大人は「注意をした」と言っていますが、子どもの側からは大人の感情を感じとりますので「怒られている」と言う感覚になります。
このことに気づかず、「怒ってはいない、叱っている」と自己弁護をしても子どもの心には届きません。
子どもに対応するときは、子どもを尊敬した態度で接することが大切です。
仮に子どもがいけない行動をしたとしても、子どもは、知らなくてしていることが多いからです。
中には「子どもは、わざとしている」と穿った見方をされる方もいます。
子どもの心を理解しない対応をしていると、子どもは間違った解釈をしてしまいます。
教育・躾で大切なのは、子どもの心を傷つけず、子どもが自ら喜んで行動を変えてくれることにあります。
「最良の教育者とは、自分自身のためには何ものも望まない人々、例えば、彼らの世話に対する感情も褒賞も望まない人々である。
教育者が子どもの心に植え付ける無条件の「信頼性」の絵は新しい世代に受け継がれるだろう」
とは、アルフレッド・アドラー(精神科医・心理学者)の言葉です。
次回は、具体的な対応についてお伝えします。その対応の仕方がわかれば、あなたのストレスは下がり、もっと早くに知りたかったと思われることでしょう。
楽しみにしていてください。