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子どもの好奇心

今日は、可愛い男の子に会いました。

まだ4歳、ご挨拶も丁寧。ちょっと

人見知り気味、でもすぐに慣れると

話しかけてくれます。

おやつを食べる時はテーブルで。

椅子が高いため、椅子の上で正座

をしておやつを食べる様は、

なんとも言えず可愛いものです。

カウンセリングをしていると

子どもの行儀の悪さを相談される

ことがあります。

子どもは、親がモデルなのです。

親子関係がいいと子どもは親の

すること、なすこと真似をします。

指示、命令が多いと内心反発します

わざわざ行儀悪く椅子に座る子もいます

私が出会った男の子は、言われなくても

自分がテーブルに届く位置を考えている

のか、きちんと座っています。

親御さんの対応を聞いていると、指示

命令が無く、子どもに丁寧な言葉を

かけていらっしゃいます。

子どもの態度を見てると親の態度

が見えてきますね。

どんな子どもも、指示や命令は嫌だと

思うようで、大人の態度を見て

行動を変える様子を見ると、子どもは何と

頭のいいことかと感心させられます。

何事も小さい時にきちんと躾けていれば

何度も何度も口うるさく言わなくても

子どもは適切な行動を取れるものです。

帰りしな「一緒に遊ぼう」と言ってくれ

ました。残念ながら所用があり「今度

遊びましょうね」と伝えると「うん」と

言って手を振ってくれました。

久しぶりに躾けられている子どもに

会い、心が和んだ今日でした。

素敵なお母さん

素敵なお母さんに会いました。

2歳半のお嬢さんとごっこ遊びを丁寧な言葉使いで

遊び、お嬢さんも丁寧な言葉を返しています。

子どもは親を模倣するものです。

親の態度が子どもの態度にも

影響を与えます。

そして、何よりも親子で会話をしながら

遊んでいることでした。久しぶりに

素敵な親子に心が和みました。

最近の親子の遊びを見ていると、

子どもと会話をしていない親御

さんは多いものです。

子どもが一人遊びをしていると

親はスマホに夢中になっています。

子どもが「ママー」と呼んでも目はスマホ

に釘付けです。

小さい子どもはお母さんから

たくさんのことを学ぶ時期なのですが・・

そのためでしょうか、3歳までに必要な

「愛着の形成」のないお子さんを

多く見かけるようになりました。

子どもにとって、母親にどう扱われたのか

は、その後の人生に大きく影響を与えます。

子どもが性格形成する幼児期こそ

子どもは学ぶことがたくさんあります。

この幼児期を大切に過ごして

欲しいものだと思いいます。

「愛着障害」の方達のトラウマ治療を

していると、幼児期の扱われ方の大切

さを、つくづく感じる今日この頃です。

愛着理論

子どもを取り巻く環境が子どもにとって

「安心」「安全」であるべきなのですが

残念ながら、親の感情に振舞わされながら

生きている子どもたちは多いものです。

トラウマ治療に長年携わってきたからこそ

子どもの成長にとって「愛着の形成」の

必要性を感じます。それは、

子どものその後の人生に深い影響を及ぼすからです。

5日間に亘り、愛着に関連した講座を

進めてきましたが、明日はいよいよ

最後となります。

子ども虐待などあってはならないと

思いますが、日常的に子どもが被害を

受けていることは、憂うべきことです。

愛着形成の絆を築いた子どもは自立が

早く、責任感や貢献感、社会性、

コミュニケーション能力も高いものです。

多くの家庭が、子どもにとって「安心」

「安全」を感じ、自分の居場所を感じら

れることを願いたいものです。