2025.07.07
赤ちゃんの誕生は、家族にとって喜ばしい出来事です。涙を流して「生まれて来てありがとう」とおっしゃった雅子皇后の出産後のお言葉をを拝聴したとき、何と優しい方だろうと思ったことが蘇りました。
生まれた赤ちゃんにとっての環境は、その後の成長に大きな影響を与えるだけに周りにどう受け止められたのかによって、変わってきます。
最近の出産されたお母さんたちの中には、子どもが可愛くないと思っている方が増えているようです。赤ちゃんが夜中に泣くと、自分の親に相談するのではなく、SNSで同じ状況のママさんの投稿に自分と同じ文面を見て安心し、なぜ赤ちゃんが泣くのかを理解しないまま、自分と同じ状況の人がいることを知っただけで安心する?そのためでしょうか、経験者である自分の親に尋ねて親としてどうすればいいのかの解決を求めようとしない人が多いようです。このことは、その方自身の親子関係が良好なものではなかったことが推測されます。
「子育てに決まったものはない」と語る人がいることも大きな誤解を生んでいるようです。
子どもの成長には、人として成長する上で必要な「躾」があります。子どもの成長に従って、親は赤ちゃんに何を学ばせなければならないのかを知らないで、ただ、子どもの好きにさせてやればいいと勘違いしている人達は多いようです。
勘違いのもう一つに5か月になれば、保育園に預け「保育園が躾をしてくれる」と思っている親も少なからずいらっしゃいます。そのような考えで子どもに接していると、子どもが思春期になった時、子どもの行動に悩む親御さんたちが増えてきます。
子育ては子どもが幼児期に、生きていく上で必要な最低の社会性、人付き合いのマナー、家庭での協力等を教える必要があります。
教えるということは感情的になって、子どもに何度も何度も同じことを命令することではありません。そのような態度は、トラウマになってしまい、恐怖感を植え付けてしまうだけです。
子育ては、楽しく、しかもストレスを抱えることなく良い親子関係を築くことが出来ます。それは赤ちゃんが生まれた瞬間から出来ることがあります。
赤ちゃんの天才的な能力を引き出すことが出来るのは、「お母さん」あなたなのです。そのことをお知りになりたい方は、母親研究所迄お問い合わせください。
母親研究所代表 坂本州子
E-mail: sakamoto @hahaoya ken.com
2025.07.04
ハーバード大学育児研究センターがまとめた報告書によると、赤ちゃんの脳の基本構造は生後2,3か月の間に人との接触を通じて形成されると考えられ「大人との接触が子どもの脳の回路を作り、認知能力の発達土台を築くことが分かってきた。将来の学業成績やメンタルヘルス、対人関係能力に違いが生まれる根本的要因はここにある」と報告しています。(Newsweek 0歳からの教育 P52)
赤ちゃんは誕生した瞬間から言葉が聞こえます。(胎児は4か月を過ぎたころには耳が聞こえるようになっています)ですから、お母さんの声はよくわかります。赤ちゃんはお母さんからの情緒的関りがあることで「愛着形成」が出来ます。
赤ちゃんの目をしっかり見ながら、優しく微笑んだり、語り掛けてあげましょう。言葉の意味は分からなくてもお母さんの声を聴くことで、赤ちゃんは安心感を得ます。
赤ちゃんとは毎日少しの時間を作って、遊びながら言葉をかけてあげましょう。一人遊びが出来る為にはお母さんとの絆つくりがとても大切なのです。
赤ちゃんが誕生したら、3歳くらいまで月齢に応じた五感の刺激遊びをすることは赤ちゃんの脳を刺激します。赤ちゃんの脳は3歳頃には大人の80%近くまで発達しますので、五感の刺激遊びは子どもの性格形成にも影響を与えます。
赤ちゃんとの五感の刺激遊びを詳しくお知りになりたい方は母親研究所までお問い合わせください。
母親研究所代表 坂本州子
E-mail: sakamoto@hahaoyaken.com
2025.07.03
男の子と女の子では脳の発達の仕方や速さに違いがあります。女の子は男の子より視覚、聴覚、嗅覚、触覚、記憶の面でわずかに進んでいて、人の声や顔によく反応するのは女の子。
一方3歳くらいになると男の子の方が視覚や空間を結びつける力が勝ってきます。これはジグソーパズルや方向感覚を使った遊び、視覚と手の動きを結びつける作業に必要な能力です。
女の子は右脳と左脳をつなぐ脳梁が大きく、その為女性は左右の脳で頻繁に情報交換をしますが男性は左脳だけで情報処理をする傾向が強いと言われています。
遊びにも違いが見られます。女の子は折り紙やままごとに目が向きますが男の子は自動車や電車などの動く玩具に興味を示します。
これらは、明らかに脳の使い方の違いによるものです。子育てをするとき、子どもは親の行動を見て社会性を学びますが、遊ぶや興味関心は、男の子と女の子では違うようです。
子育てについてのお悩みがありましたらお気軽にお問合わせ下さい。
母親研究所代表 坂本州子
E-mail: sakamoto @hahaoyaken.com
2025.07.02
子どもの目をしっかり見つめ、目と目を合わせながら親密な関係を築けば、後々躾の問題で悩むことが少ないという研究があります。子どもの目をしっかり見ながら言葉をかけてあげたいものです。
1歳を過ぎると行動範囲が広がり、自主性も芽生え自分の思うように行動を始めます。子どもが親の言うことを聴かなかったとき、怒りながらくどくど説明するのではなく、穏やかに言い聞かせ、子どもの行動の結果が分かるように関わりましょう。
2歳近くになったら、他の子どもと関わりを持たせるようにしましょう。子どもはそれぞれ勝手に遊んでいますが、他児と関わることで他人の気持ちを徐々に理解するようになります。抱きついたり、笑ったり、親に接するような仕草をしていく中で人との付き合い方を学びます。
3歳近くになるとちょっとした仕事をしたがるので、子どもに出来る簡単なお手伝い(お皿を運ぶ、箸を並べる、テーブルを拭く、床を掃く等)をさせ、手伝ったら「ありがとう」「助かる」等の言葉をかけてあげます。子どもは自分がお母さんに喜んでもらえるとさらに意欲的になっていきます。
子どもの成長に合わせた社会性を日常生活の中で体験させていきます。
詳しくお知りになりたい方は、下記までお問合わせ下さい。
母親研究所代表 坂本州子
E-mail: sakamoto@hahaoyaken.com
2025.07.01
子どもが言葉を話すようになるまで、赤ちゃんには様々な刺激が必要です。
新生児の「脳」は顔に敏感に反応するようにできていますので、赤ちゃんに顔を近づけ目を見つめて刺激を与えましょう。
寝返りが打てるようになったら、様々なものに触れさせましょう。絵本を見せなが読んであげます。音の出たり、動く玩具で遊ばせたりします。「いない いない バア」等の遊びは、親子の絆を深めると同時に言語能力の発達を促します。
夜寝る前には読み聞かせの習慣をつけることは言語能力の発達を促します。1歳を過ぎたら、物や行動に言葉を関連付けるようにします。例えば、猫をみたら「猫ちゃん」と言います。車が走っているのを見たら「車」といいます。
物の名前は繰り返し、繰り返しをして伝えます。子どもにしゃべらせることではなく、聞かせてあげることを物事を認識していきます。
言葉を伝えるとき「赤ちゃん言葉」は使わないようにしましょう。もし、子どもが上手く発音できなくても親は正しい言葉でオウム返しをしましょう。
子どもは親の態度を見て物事を学んでいきます。親はある意味、子どもにとっては「先生」なのです。
赤ちゃんとの五感遊びに興味を持たれた方は、お問合せ下さい。講座やカウンセリングで丁寧に対応させて頂きます。
母親研究所 坂本州子
E-mail: sakamoto@hahaoyaken.com