2025.07.25
最近の脳科学の発達で赤ちゃんには素晴らしい能力が備わっていることが分かっています。その一つが「赤ちゃんは、生後間もなくても、聞くことの大切さと会話の作法を理解しているようだ」とはイギリスの神経生理学心理学研究所の児童発達コンサルタントのサリー-ゴダードブライス氏は語っています。
母親と赤ちゃんの対話を音声解説してみると、メロディーや音の抑揚、やり取りのリズムなど楽曲と同じ特徴を全て備えているという報告があります。
赤ちゃんを育てるとき、赤ちゃんとの対話(赤ちゃんは言葉を発しませんが)は、赤ちゃんに言葉や音楽による刺激は脳そのものの発達を促します。
子育て中のお母さん、是非子どもに関わるとき、例えば、おしめを変えるとき、母乳を与えるとき、遊びをするとき等、対話をしてみませんか? 赤ちゃんが一人遊びをしているときは音楽を聞かせてあげましょう。
3歳までの子育てが赤ちゃんのその後の人生に影響を与えることを考えたら、3年間を無駄にしないで過ごすことこそが天才児を育てることになることでしょう。
子育てで、ちょっと困ったこと、こんな時どうしたら?と迷っていたら母親研究所迄、どんなお悩みにもご相談に乗ります。
2025.07.21
マルトリートメントとは「不適切な養育」の意味です。
子どもの心と身体の健全な成長・発達を阻む養育を全て含んだ呼称です。
多くの親は「子どものことを思って」「痛い目に合わなければわからない」等と言い訳をしますが、これらも全てマルトリートメントです。「しつけ」と称して、殴る、ける、物を投げる、暴言を吐く、「バカ」「お前なんか生まれてくなければよかった」物を投げつける、物で叩く、やけどを負わせる、あざが出来るほどの打撲、等々これらは子どもの訴えがなくても「虐待」です。
子どもは自分の言葉で言い返せなくても、心に傷を受けています。
「しつけ」と称して感情的に子どもに対応すれば、幼児期に形成されなければならない「愛着形成」を損ない、子ども自身のその後の成長に影響を与えます。
子育ては、情緒的に子どもに関わり、親を「安全基地」として「安心感」「信頼感」を持てるよう養育していきたいものですね。
子育てについてお知りになりたい方は、母親研究所迄お問合せ下さい。
2025.07.15
「子どもの存在に家族が与える最も大きな影響は、
子どもさえいなければ、単なる●●●●でいられたかもしれない
立派な両親を、全くの●●にしてしまうことだ」
ジョージズ・コートライン
子育てで子どもの成長に最も重大な影響を及ぼすのは両親の存在です。
変化の目まぐるしい今日において、人任せの育児は、子どもに必要な「愛着形成」や子どもの自立、社会性、コミュニケーション能力にも影響を与え、昨今の学びの場である学校にも波及し、退職する教師の増加として現れています。
しかし、このような状況を乗り切るには、親は今日の複雑な時代における、適切で効果的な子育て法を学ぶことで解決できます。
子育てに必要な技術として、次の7点を挙げることが出来ます。
①子どもの行動を理解する
②子どもの発達を知り、関わり方が子どもの能力を引き出すことを知る
➂性格形成の仕組みを理解する
④具体的な子どもへの動機付けと勇気づけ
⑤信頼感、責任感、家庭の秩序やルールを学ぶ、貢献感などの躾を幼児期に身につける
⑥コミュニケーション能力を高める
⑦家族間の話し合い
これらのことを学び、実践することで、所属している地域社会に自分は必要とされているという感覚を持たせられるようになります。
多くの親は、子どもが不適切な行動をするとそれをやめさせようとして、かえって不適切な行動を強化してしまっています。
子どもは親を模倣します。人の行動をよく見ています。
そのことを忘れずにより良い関係を持たせられるようにしたいものですね。
子育て講座やカウンセリングをお知りになりたい方は、こちらまで。
母親研究所 坂本州子 E-mail: sakamoto @hahaoyaken.com
2025.07.11
最近は「愛着」についてよく聞かれるようになりました。
赤ちゃんが成長していく過程で母親との「愛着の形成」がその後の子どもに大きく影響を及ぼすことは長年カウンセリングを通して嫌というほど体験してきました。
赤ちゃんの成長に大切なのは音楽や言語と言った音による刺激は脳そのものの発達を促すと言われています。
赤ちゃんは生まれながらにして学習する能力を持っています。
本を読み聞かせたり、話かけたり、目を見つめるなどを赤ちゃんに対して自然に行うことが大切です。
赤ちゃんにはたくさん話しかけたり微笑んだりしてあげましょう。
遊びながら語り掛けることも大切です。
赤ちゃんが泣くとすぐに食べ物を与えたり、スマホの画面を見せたりすると赤ちゃんは泣き止みますが、それでは赤ちゃんの脳を刺激したことにはなりません。
子どもの脳に働きかける言葉こそが赤ちゃんの成長に不可欠であることを近代脳科学者たちは唱えています。
ご自分の赤ちゃんを賢い子どもにしたいのであれば、勉強ではなく、赤ちゃんへの語り掛けをしてみられませんか?
母親研究所代表 坂本州子
2025.07.07
赤ちゃんの誕生は、家族にとって喜ばしい出来事です。涙を流して「生まれて来てありがとう」とおっしゃった雅子皇后の出産後のお言葉をを拝聴したとき、何と優しい方だろうと思ったことが蘇りました。
生まれた赤ちゃんにとっての環境は、その後の成長に大きな影響を与えるだけに周りにどう受け止められたのかによって、変わってきます。
最近の出産されたお母さんたちの中には、子どもが可愛くないと思っている方が増えているようです。赤ちゃんが夜中に泣くと、自分の親に相談するのではなく、SNSで同じ状況のママさんの投稿に自分と同じ文面を見て安心し、なぜ赤ちゃんが泣くのかを理解しないまま、自分と同じ状況の人がいることを知っただけで安心する?そのためでしょうか、経験者である自分の親に尋ねて親としてどうすればいいのかの解決を求めようとしない人が多いようです。このことは、その方自身の親子関係が良好なものではなかったことが推測されます。
「子育てに決まったものはない」と語る人がいることも大きな誤解を生んでいるようです。
子どもの成長には、人として成長する上で必要な「躾」があります。子どもの成長に従って、親は赤ちゃんに何を学ばせなければならないのかを知らないで、ただ、子どもの好きにさせてやればいいと勘違いしている人達は多いようです。
勘違いのもう一つに5か月になれば、保育園に預け「保育園が躾をしてくれる」と思っている親も少なからずいらっしゃいます。そのような考えで子どもに接していると、子どもが思春期になった時、子どもの行動に悩む親御さんたちが増えてきます。
子育ては子どもが幼児期に、生きていく上で必要な最低の社会性、人付き合いのマナー、家庭での協力等を教える必要があります。
教えるということは感情的になって、子どもに何度も何度も同じことを命令することではありません。そのような態度は、トラウマになってしまい、恐怖感を植え付けてしまうだけです。
子育ては、楽しく、しかもストレスを抱えることなく良い親子関係を築くことが出来ます。それは赤ちゃんが生まれた瞬間から出来ることがあります。
赤ちゃんの天才的な能力を引き出すことが出来るのは、「お母さん」あなたなのです。そのことをお知りになりたい方は、母親研究所迄お問い合わせください。
母親研究所代表 坂本州子
E-mail: sakamoto @hahaoya ken.com