2025.01.24
物事は願っていると叶うものです。シカゴのイリノイ大学で3カ月間の英語の集中講座を受けた時のクラスメイトが偶然にもイリノイ大学敷地内にある私と同じアパートに住んで居たのです。しかも、友人は妊娠中の奥さんを同伴していました。(イリノイ大学では、多くの留学生のために英語の集中講座を受けるためのクラスが設けられています)彼の奥さんとはすぐに仲良くなりました。そして出産が翌年の3月であることもわかりました。若いお二人にはシカゴに知り合いがいるわけでも親戚がいるわけでもないため、全くしらない土地で出産する不安もあったのでしょう。歳上の私を慕ってくれ、お二人の育ちの良さも伝わってきて、親しくなっていきました。そして、彼女の出産をワクワクしながら、まるで自分の妹が出産するのを待っているかのような気分で待ち侘びたものです。
2025.01.19
小さい時から赤ちゃんが好きで、友達と遊ぶより近くに赤ちゃんがいると赤ちゃんの仕草や表情、動きを飽きもせずに見ては楽しんだものです。そのために、仕事を選択するとき迷わず「保育士」の仕事を選んだものです。初めての職場は「養護施設」でした。3歳から18歳までの子供たちの日常を援助する仕事でした。私が赤ちゃんに関する仕事に携わるようになったのは、心理学を学び始めてからのことです。アメリカからアドレリアンであるペインター博士が日本に息子さんと遊びにいらした時、お目にかかり、博士から”Teach Your Baby”の本を頂いたときに始まります。その本を読んだ時、まさにわたしが長年探し求めていた内容だったのです。そして、何事も自分で確認しないと納得しない私はどこかでその内容を実践したいものと思って居ました。その機会が訪れたのは、私がシカゴのアルフレッド・アドラー研究所に留学したときでした。
2025.01.10
アドラー心理学を本で知った方は、アドラー心理学=勇気づけ と思っている方は多いようです。
子育て中の方にとって、子供が思うように親に従ってくれないとき「どう勇気づけたらいいでしょう」という質問も多いものです。
子供を親の思う通りにするために「勇気づけ」がある訳ではありません。
「勇気づけ」の本当の意味を知らないまま、「こうすればいい」「こう言えばいい」と安易にアドバイスすることは、混乱を招きかねません。
人を理解することなしに、安易なアドバイスに頼るのではなく、まずは、目の前の子どもが親に従ってくれないとしたら、まずは子ども理解を優先してみましょう。
自分の子供であっても、本当に子どもの心理を理解している方は、少ないものです。まして、他人の子供のことを理解しないままノウハウを言っても関係改善にはなりません。
人を理解するとは、相手の立場に立って、「どうして?」「なぜ?』と考えることが大事です。
人は誰でも「いい面」を持っています。私たちは環境から受け取る言葉に左右されると言っても過言ではありません。
新年を契機にご自分の家族とどんな会話をしているか、見直してもいいかもしれませんね。
言葉による弊害があることを知っておきたいものです。
2025.01.04
暮れからお正月にかけて子供をよく見かけるようになりました。
4〜5歳の男の子が赤ちゃんをあやす姿。赤ちゃんは嬉しそうに声をたてて笑っていて見ていて、思わず笑みが溢れました。
また、小学生の幼い弟を2歳くらい上の女の子が抱き抱えて嬉しそうにしている姿など。子どもの無邪気で屈託のない兄弟関係を見るにつけ、親御さんの態度が思い浮かび、素敵な家族関係をつくっていらっしゃるのではないかと思わせられます。
子育ては「辛い」「楽しい」のアンケート結果では、「辛い」と感じる方は多い様です。
「子どもの寝顔を見ると、昼間のことを思い出して寝顔に謝っています」とおっしゃた方がいらっしゃいました。
子どもの側からは、昔も今もきょうだいは喧嘩も時々しながら、学びあっていることがわかります。笑って見守りたいものですね。
折角、授かった子ども、未来に希望を持って成長して行って欲しいものですね。
子育てでお困りのかた、お気軽にご相談ください。
2025.01.02
新年あけましておめでとうございます。
母親研究所も今年で設立25年目になります。
アルフレッド・アドラーの教えを心理学講座や子育て講座、思春期講座、
カウンセリングやセラピー講座を継続してまいりました。
時代は代わっても、人の成長や社会との関わり方の基本は、何年経っても
変わらないものです。人としてどう生きるのか、家族関係のあるべき姿とは?
それは、アドラー心理学の中に答えを導き出すことが出来ます。
Z時代であれ、ヒトとしての生き方は、昔も今も変わりはありません。
これから、益々アドラーの言う「貢献感」「責任感」「信頼感」「協力」が問われていくことでしょう。
皆様が心穏やかに家族関係が良好な関係へとなるお手伝いをさせて頂きます。
本年も昨年同様、どうぞよろしくお願いいたします。
母親研究所代表 坂本州子