2025.07.04
ハーバード大学育児研究センターがまとめた報告書によると、赤ちゃんの脳の基本構造は生後2,3か月の間に人との接触を通じて形成されると考えられ「大人との接触が子どもの脳の回路を作り、認知能力の発達土台を築くことが分かってきた。将来の学業成績やメンタルヘルス、対人関係能力に違いが生まれる根本的要因はここにある」と報告しています。(Newsweek 0歳からの教育 P52)
赤ちゃんは誕生した瞬間から言葉が聞こえます。(胎児は4か月を過ぎたころには耳が聞こえるようになっています)ですから、お母さんの声はよくわかります。赤ちゃんはお母さんからの情緒的関りがあることで「愛着形成」が出来ます。
赤ちゃんの目をしっかり見ながら、優しく微笑んだり、語り掛けてあげましょう。言葉の意味は分からなくてもお母さんの声を聴くことで、赤ちゃんは安心感を得ます。
赤ちゃんとは毎日少しの時間を作って、遊びながら言葉をかけてあげましょう。一人遊びが出来る為にはお母さんとの絆つくりがとても大切なのです。
赤ちゃんが誕生したら、3歳くらいまで月齢に応じた五感の刺激遊びをすることは赤ちゃんの脳を刺激します。赤ちゃんの脳は3歳頃には大人の80%近くまで発達しますので、五感の刺激遊びは子どもの性格形成にも影響を与えます。
赤ちゃんとの五感の刺激遊びを詳しくお知りになりたい方は母親研究所までお問い合わせください。
母親研究所代表 坂本州子
E-mail: sakamoto@hahaoyaken.com
2025.07.03
男の子と女の子では脳の発達の仕方や速さに違いがあります。女の子は男の子より視覚、聴覚、嗅覚、触覚、記憶の面でわずかに進んでいて、人の声や顔によく反応するのは女の子。
一方3歳くらいになると男の子の方が視覚や空間を結びつける力が勝ってきます。これはジグソーパズルや方向感覚を使った遊び、視覚と手の動きを結びつける作業に必要な能力です。
女の子は右脳と左脳をつなぐ脳梁が大きく、その為女性は左右の脳で頻繁に情報交換をしますが男性は左脳だけで情報処理をする傾向が強いと言われています。
遊びにも違いが見られます。女の子は折り紙やままごとに目が向きますが男の子は自動車や電車などの動く玩具に興味を示します。
これらは、明らかに脳の使い方の違いによるものです。子育てをするとき、子どもは親の行動を見て社会性を学びますが、遊ぶや興味関心は、男の子と女の子では違うようです。
子育てについてのお悩みがありましたらお気軽にお問合わせ下さい。
母親研究所代表 坂本州子
E-mail: sakamoto @hahaoyaken.com
2025.07.02
子どもの目をしっかり見つめ、目と目を合わせながら親密な関係を築けば、後々躾の問題で悩むことが少ないという研究があります。子どもの目をしっかり見ながら言葉をかけてあげたいものです。
1歳を過ぎると行動範囲が広がり、自主性も芽生え自分の思うように行動を始めます。子どもが親の言うことを聴かなかったとき、怒りながらくどくど説明するのではなく、穏やかに言い聞かせ、子どもの行動の結果が分かるように関わりましょう。
2歳近くになったら、他の子どもと関わりを持たせるようにしましょう。子どもはそれぞれ勝手に遊んでいますが、他児と関わることで他人の気持ちを徐々に理解するようになります。抱きついたり、笑ったり、親に接するような仕草をしていく中で人との付き合い方を学びます。
3歳近くになるとちょっとした仕事をしたがるので、子どもに出来る簡単なお手伝い(お皿を運ぶ、箸を並べる、テーブルを拭く、床を掃く等)をさせ、手伝ったら「ありがとう」「助かる」等の言葉をかけてあげます。子どもは自分がお母さんに喜んでもらえるとさらに意欲的になっていきます。
子どもの成長に合わせた社会性を日常生活の中で体験させていきます。
詳しくお知りになりたい方は、下記までお問合わせ下さい。
母親研究所代表 坂本州子
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2025.07.01
子どもが言葉を話すようになるまで、赤ちゃんには様々な刺激が必要です。
新生児の「脳」は顔に敏感に反応するようにできていますので、赤ちゃんに顔を近づけ目を見つめて刺激を与えましょう。
寝返りが打てるようになったら、様々なものに触れさせましょう。絵本を見せなが読んであげます。音の出たり、動く玩具で遊ばせたりします。「いない いない バア」等の遊びは、親子の絆を深めると同時に言語能力の発達を促します。
夜寝る前には読み聞かせの習慣をつけることは言語能力の発達を促します。1歳を過ぎたら、物や行動に言葉を関連付けるようにします。例えば、猫をみたら「猫ちゃん」と言います。車が走っているのを見たら「車」といいます。
物の名前は繰り返し、繰り返しをして伝えます。子どもにしゃべらせることではなく、聞かせてあげることを物事を認識していきます。
言葉を伝えるとき「赤ちゃん言葉」は使わないようにしましょう。もし、子どもが上手く発音できなくても親は正しい言葉でオウム返しをしましょう。
子どもは親の態度を見て物事を学んでいきます。親はある意味、子どもにとっては「先生」なのです。
赤ちゃんとの五感遊びに興味を持たれた方は、お問合せ下さい。講座やカウンセリングで丁寧に対応させて頂きます。
母親研究所 坂本州子
E-mail: sakamoto@hahaoyaken.com
2025.06.30
赤ちゃんは生まれた瞬間から学んでいます。
赤ちゃんに笑いかける、話しかける、赤ちゃんの声をまねて会話をしましょう。
赤ちゃんは親の顔を見つめ、泣くことで不快感や疲れを示します。嬉しいときは興奮して手足を動かし喜びを表現します。
かつて、2か月の乳児に歌を歌ったり踊つたりをしていた保育士さんがいました。
それを見た2か月の赤ちゃんが手足を動かし声を出しながら喜びを表現していたのを思い出します。
赤ちゃんは、自分の周りに起こっていることを素早く取り入れ、マネをします。
赤ちゃんに芝生にふれさせたり、石畳みの上に足を触れさせたり、柔らかい布を手に触れさせたり、赤ちゃんの五感を刺激させてあげましょう。
赤ちゃんは、体験が多ければ多いほど、成長に影響を与えます。
赤ちゃんの脳は3歳迄に急速に成長しています。
この時期に五感の刺激をすることで、感性が豊になり、好奇心を刺激し、物事を吸収していきます。
言葉を話す時期になると英会話スクールに通わせるママさんたちは多いものです。我が子に国際感覚を身につけさせたい?のでしょうか?、赤ちゃんの成長に必要なのは、母国語をしっかり身につけさせることです。外国語は翻訳をすることになりますので、日本語の意味や言葉をしっかり分からなければ、中途半端になってしまいがちです。
あなたは、お子さんの成長に何が必要かおわかりでしょうか?
子どもの個性と社会性は、生まれた瞬間からはじまっています。赤ちゃんが泣いたり、笑ったりするのは社会性を身につける第一歩です。やがて他人に共感したり、愛情を示すようにもなっていきます。
生まれた時に脳幹にある原始反射が満1歳までに消滅することで脳の働きを活発にしていきます。赤ちゃんにとって「五感の刺激遊び」はとても重要な要素なのです。
五感の刺激遊びにご興味のある方は、お問合せ下さい。
E-mail: sakamoto@hahaoyaken.com