2025.07.15
「子どもの存在に家族が与える最も大きな影響は、
子どもさえいなければ、単なる●●●●でいられたかもしれない
立派な両親を、全くの●●にしてしまうことだ」
ジョージズ・コートライン
子育てで子どもの成長に最も重大な影響を及ぼすのは両親の存在です。
変化の目まぐるしい今日において、人任せの育児は、子どもに必要な「愛着形成」や子どもの自立、社会性、コミュニケーション能力にも影響を与え、昨今の学びの場である学校にも波及し、退職する教師の増加として現れています。
しかし、このような状況を乗り切るには、親は今日の複雑な時代における、適切で効果的な子育て法を学ぶことで解決できます。
子育てに必要な技術として、次の7点を挙げることが出来ます。
①子どもの行動を理解する
②子どもの発達を知り、関わり方が子どもの能力を引き出すことを知る
➂性格形成の仕組みを理解する
④具体的な子どもへの動機付けと勇気づけ
⑤信頼感、責任感、家庭の秩序やルールを学ぶ、貢献感などの躾を幼児期に身につける
⑥コミュニケーション能力を高める
⑦家族間の話し合い
これらのことを学び、実践することで、所属している地域社会に自分は必要とされているという感覚を持たせられるようになります。
多くの親は、子どもが不適切な行動をするとそれをやめさせようとして、かえって不適切な行動を強化してしまっています。
子どもは親を模倣します。人の行動をよく見ています。
そのことを忘れずにより良い関係を持たせられるようにしたいものですね。
子育て講座やカウンセリングをお知りになりたい方は、こちらまで。
母親研究所 坂本州子 E-mail: sakamoto @hahaoyaken.com
2025.07.11
最近は「愛着」についてよく聞かれるようになりました。
赤ちゃんが成長していく過程で母親との「愛着の形成」がその後の子どもに大きく影響を及ぼすことは長年カウンセリングを通して嫌というほど体験してきました。
赤ちゃんの成長に大切なのは音楽や言語と言った音による刺激は脳そのものの発達を促すと言われています。
赤ちゃんは生まれながらにして学習する能力を持っています。
本を読み聞かせたり、話かけたり、目を見つめるなどを赤ちゃんに対して自然に行うことが大切です。
赤ちゃんにはたくさん話しかけたり微笑んだりしてあげましょう。
遊びながら語り掛けることも大切です。
赤ちゃんが泣くとすぐに食べ物を与えたり、スマホの画面を見せたりすると赤ちゃんは泣き止みますが、それでは赤ちゃんの脳を刺激したことにはなりません。
子どもの脳に働きかける言葉こそが赤ちゃんの成長に不可欠であることを近代脳科学者たちは唱えています。
ご自分の赤ちゃんを賢い子どもにしたいのであれば、勉強ではなく、赤ちゃんへの語り掛けをしてみられませんか?
母親研究所代表 坂本州子
2025.07.07
赤ちゃんの誕生は、家族にとって喜ばしい出来事です。涙を流して「生まれて来てありがとう」とおっしゃった雅子皇后の出産後のお言葉をを拝聴したとき、何と優しい方だろうと思ったことが蘇りました。
生まれた赤ちゃんにとっての環境は、その後の成長に大きな影響を与えるだけに周りにどう受け止められたのかによって、変わってきます。
最近の出産されたお母さんたちの中には、子どもが可愛くないと思っている方が増えているようです。赤ちゃんが夜中に泣くと、自分の親に相談するのではなく、SNSで同じ状況のママさんの投稿に自分と同じ文面を見て安心し、なぜ赤ちゃんが泣くのかを理解しないまま、自分と同じ状況の人がいることを知っただけで安心する?そのためでしょうか、経験者である自分の親に尋ねて親としてどうすればいいのかの解決を求めようとしない人が多いようです。このことは、その方自身の親子関係が良好なものではなかったことが推測されます。
「子育てに決まったものはない」と語る人がいることも大きな誤解を生んでいるようです。
子どもの成長には、人として成長する上で必要な「躾」があります。子どもの成長に従って、親は赤ちゃんに何を学ばせなければならないのかを知らないで、ただ、子どもの好きにさせてやればいいと勘違いしている人達は多いようです。
勘違いのもう一つに5か月になれば、保育園に預け「保育園が躾をしてくれる」と思っている親も少なからずいらっしゃいます。そのような考えで子どもに接していると、子どもが思春期になった時、子どもの行動に悩む親御さんたちが増えてきます。
子育ては子どもが幼児期に、生きていく上で必要な最低の社会性、人付き合いのマナー、家庭での協力等を教える必要があります。
教えるということは感情的になって、子どもに何度も何度も同じことを命令することではありません。そのような態度は、トラウマになってしまい、恐怖感を植え付けてしまうだけです。
子育ては、楽しく、しかもストレスを抱えることなく良い親子関係を築くことが出来ます。それは赤ちゃんが生まれた瞬間から出来ることがあります。
赤ちゃんの天才的な能力を引き出すことが出来るのは、「お母さん」あなたなのです。そのことをお知りになりたい方は、母親研究所迄お問い合わせください。
母親研究所代表 坂本州子
E-mail: sakamoto @hahaoya ken.com
2025.07.04
ハーバード大学育児研究センターがまとめた報告書によると、赤ちゃんの脳の基本構造は生後2,3か月の間に人との接触を通じて形成されると考えられ「大人との接触が子どもの脳の回路を作り、認知能力の発達土台を築くことが分かってきた。将来の学業成績やメンタルヘルス、対人関係能力に違いが生まれる根本的要因はここにある」と報告しています。(Newsweek 0歳からの教育 P52)
赤ちゃんは誕生した瞬間から言葉が聞こえます。(胎児は4か月を過ぎたころには耳が聞こえるようになっています)ですから、お母さんの声はよくわかります。赤ちゃんはお母さんからの情緒的関りがあることで「愛着形成」が出来ます。
赤ちゃんの目をしっかり見ながら、優しく微笑んだり、語り掛けてあげましょう。言葉の意味は分からなくてもお母さんの声を聴くことで、赤ちゃんは安心感を得ます。
赤ちゃんとは毎日少しの時間を作って、遊びながら言葉をかけてあげましょう。一人遊びが出来る為にはお母さんとの絆つくりがとても大切なのです。
赤ちゃんが誕生したら、3歳くらいまで月齢に応じた五感の刺激遊びをすることは赤ちゃんの脳を刺激します。赤ちゃんの脳は3歳頃には大人の80%近くまで発達しますので、五感の刺激遊びは子どもの性格形成にも影響を与えます。
赤ちゃんとの五感の刺激遊びを詳しくお知りになりたい方は母親研究所までお問い合わせください。
母親研究所代表 坂本州子
E-mail: sakamoto@hahaoyaken.com
2025.07.03
男の子と女の子では脳の発達の仕方や速さに違いがあります。女の子は男の子より視覚、聴覚、嗅覚、触覚、記憶の面でわずかに進んでいて、人の声や顔によく反応するのは女の子。
一方3歳くらいになると男の子の方が視覚や空間を結びつける力が勝ってきます。これはジグソーパズルや方向感覚を使った遊び、視覚と手の動きを結びつける作業に必要な能力です。
女の子は右脳と左脳をつなぐ脳梁が大きく、その為女性は左右の脳で頻繁に情報交換をしますが男性は左脳だけで情報処理をする傾向が強いと言われています。
遊びにも違いが見られます。女の子は折り紙やままごとに目が向きますが男の子は自動車や電車などの動く玩具に興味を示します。
これらは、明らかに脳の使い方の違いによるものです。子育てをするとき、子どもは親の行動を見て社会性を学びますが、遊ぶや興味関心は、男の子と女の子では違うようです。
子育てについてのお悩みがありましたらお気軽にお問合わせ下さい。
母親研究所代表 坂本州子
E-mail: sakamoto @hahaoyaken.com
2025.07.02
子どもの目をしっかり見つめ、目と目を合わせながら親密な関係を築けば、後々躾の問題で悩むことが少ないという研究があります。子どもの目をしっかり見ながら言葉をかけてあげたいものです。
1歳を過ぎると行動範囲が広がり、自主性も芽生え自分の思うように行動を始めます。子どもが親の言うことを聴かなかったとき、怒りながらくどくど説明するのではなく、穏やかに言い聞かせ、子どもの行動の結果が分かるように関わりましょう。
2歳近くになったら、他の子どもと関わりを持たせるようにしましょう。子どもはそれぞれ勝手に遊んでいますが、他児と関わることで他人の気持ちを徐々に理解するようになります。抱きついたり、笑ったり、親に接するような仕草をしていく中で人との付き合い方を学びます。
3歳近くになるとちょっとした仕事をしたがるので、子どもに出来る簡単なお手伝い(お皿を運ぶ、箸を並べる、テーブルを拭く、床を掃く等)をさせ、手伝ったら「ありがとう」「助かる」等の言葉をかけてあげます。子どもは自分がお母さんに喜んでもらえるとさらに意欲的になっていきます。
子どもの成長に合わせた社会性を日常生活の中で体験させていきます。
詳しくお知りになりたい方は、下記までお問合わせ下さい。
母親研究所代表 坂本州子
E-mail: sakamoto@hahaoyaken.com
2025.07.01
子どもが言葉を話すようになるまで、赤ちゃんには様々な刺激が必要です。
新生児の「脳」は顔に敏感に反応するようにできていますので、赤ちゃんに顔を近づけ目を見つめて刺激を与えましょう。
寝返りが打てるようになったら、様々なものに触れさせましょう。絵本を見せなが読んであげます。音の出たり、動く玩具で遊ばせたりします。「いない いない バア」等の遊びは、親子の絆を深めると同時に言語能力の発達を促します。
夜寝る前には読み聞かせの習慣をつけることは言語能力の発達を促します。1歳を過ぎたら、物や行動に言葉を関連付けるようにします。例えば、猫をみたら「猫ちゃん」と言います。車が走っているのを見たら「車」といいます。
物の名前は繰り返し、繰り返しをして伝えます。子どもにしゃべらせることではなく、聞かせてあげることを物事を認識していきます。
言葉を伝えるとき「赤ちゃん言葉」は使わないようにしましょう。もし、子どもが上手く発音できなくても親は正しい言葉でオウム返しをしましょう。
子どもは親の態度を見て物事を学んでいきます。親はある意味、子どもにとっては「先生」なのです。
赤ちゃんとの五感遊びに興味を持たれた方は、お問合せ下さい。講座やカウンセリングで丁寧に対応させて頂きます。
母親研究所 坂本州子
E-mail: sakamoto@hahaoyaken.com
2025.06.30
赤ちゃんは生まれた瞬間から学んでいます。
赤ちゃんに笑いかける、話しかける、赤ちゃんの声をまねて会話をしましょう。
赤ちゃんは親の顔を見つめ、泣くことで不快感や疲れを示します。嬉しいときは興奮して手足を動かし喜びを表現します。
かつて、2か月の乳児に歌を歌ったり踊つたりをしていた保育士さんがいました。
それを見た2か月の赤ちゃんが手足を動かし声を出しながら喜びを表現していたのを思い出します。
赤ちゃんは、自分の周りに起こっていることを素早く取り入れ、マネをします。
赤ちゃんに芝生にふれさせたり、石畳みの上に足を触れさせたり、柔らかい布を手に触れさせたり、赤ちゃんの五感を刺激させてあげましょう。
赤ちゃんは、体験が多ければ多いほど、成長に影響を与えます。
赤ちゃんの脳は3歳迄に急速に成長しています。
この時期に五感の刺激をすることで、感性が豊になり、好奇心を刺激し、物事を吸収していきます。
言葉を話す時期になると英会話スクールに通わせるママさんたちは多いものです。我が子に国際感覚を身につけさせたい?のでしょうか?、赤ちゃんの成長に必要なのは、母国語をしっかり身につけさせることです。外国語は翻訳をすることになりますので、日本語の意味や言葉をしっかり分からなければ、中途半端になってしまいがちです。
あなたは、お子さんの成長に何が必要かおわかりでしょうか?
子どもの個性と社会性は、生まれた瞬間からはじまっています。赤ちゃんが泣いたり、笑ったりするのは社会性を身につける第一歩です。やがて他人に共感したり、愛情を示すようにもなっていきます。
生まれた時に脳幹にある原始反射が満1歳までに消滅することで脳の働きを活発にしていきます。赤ちゃんにとって「五感の刺激遊び」はとても重要な要素なのです。
五感の刺激遊びにご興味のある方は、お問合せ下さい。
E-mail: sakamoto@hahaoyaken.com
2025.06.28
バス停に居たら2歳くらいの女の子とその子の両親らしき人が3人いました。女の子はバスが来ると「きたきた」と言って嬉しそうにバスに乗り込みました。
子どもは知らない間に言語を習得するのではなく、周りの語り掛けによって、あるいは、家族間の会話を聞いて話を理解していきます。
子どもの話す力を伸ばすには、赤ちゃんが生まれた直後から話しかける(デラウエア大学のロバータ・ミチニィック・ゴリンコフ教授『教育・心理・言語学』によれば、話しかけられた赤ちゃんは常にその言葉を分析している。早い時期から子どもとの「対話」をスタートしよう)と提案しています。
子どもは好奇心にあふれています。子どもを黙らせるためにスマホを見せる方を多く見かけます。また、おしゃぶりを口に入れている幼児を時々見かけます。これでは話す力を伸ばすことにはなりません。
「生まれた直後から、絵本を読んで聞かせる」赤ちゃんは読み聞かせを通じて単語を覚えます。また、絵本の話を通じて物語の構造を学びます。
数年前から学校現場では子どものコミュニケーション能力の欠如と社会性の欠如が言われています。昨今の学校では子どもの扱いに手を焼く教師の退職が増えています。
子どもにとって環境は、子どもの性格形成や生き方のモデルとして影響を与えます。それだけに子どもの成長を理解した子育てが必要になりそうです。
母親研究所では、子どもの成長に必要な親の関わり方、子どもの能力を生かす育て方について詳しく講座やカウンセリングでお伝えしています。
関心のある方はご一報ください。
問い合わせは:sakamoto@hahaoyaken.com迄
2025.06.27
もうすぐ梅雨明けのようです。
小さいお子さんをベビーカーに乗せてお買い物や用足しに外出する際、気を付けなければならないのは外気温です。
地面に近いほど、気温が高い為、ベビーカーのお子さんにとっては、高温を受けていることになります。
外気温には気を付けたいものですね。
特に1歳未満のお子さんには配慮が必要です。
日中は涼しい所で過ごさせたいものですね。
睡眠も十分とれるように!
睡眠の質を高めるためには生活リズムを整えることが大切です。
朝起きて光を浴びることで、メラトニンという睡眠ホルモンのスイッチが入ります。
睡眠、食事,排泄、清潔、着脱などの生活習慣をつけることで、健やかな成長を促します。
愛着の形成もこの時期です。特に赤ちゃんには、言葉をかけながら、赤ちゃんにとって必要な「安心感」「安全感」を持てるようにしたいものですね。
また、赤ちゃんに関わるときは、情緒的に接することで「愛着形成」を育みます。
「愛着形成」の確立は、人との信頼関係を育むだけにこの時期を逃さず接していきたいものですね。