子育て
2022.04.18
子
子育ての悩みでよく聞かされるのは、
夫が、育児に協力しません。
という訴えです。
そもそも、夫が育児に参加するという
捉え方の意味づけが、それぞれ違うよ
うに思えます。
ある方は、子育てをきっちり半分にし
私が3日、子供の面倒を見たから、あな
たも3日子供の面倒を見てください。
とおっしゃった方がありました。
子どもは道具ではありません。
子どもにとって、誰に自分の世話を
して欲しいのか?
もちろん「お母さん」なのです。
夫が育児に協力するとは、子どもに
関わる世話を半分にすることではなく
子供の世話はお母さん。その間に
できない家事を夫が負担することです。
協力とは、自分にできる役割を分担
することなのです。
子どもはお母さんに世話をされることで、
「愛着の絆」を形成することができます。
愛着の絆の形成は、満2歳が臨界期と
言われています。この間に、赤ちゃんは
お母さんに微笑みや、必要な世話、語りかけ
、適切な対応をされることで「安心感」「安全感」
お母さんとの「信頼関係」を得ることができます。
お母さんを求めている子は、お父さんが
おしめを取り替えようとしたら、足を
バタつかせ、お父さんを拒否するお子
さんもいます。
幼い子どもは言葉が出せないので、自分の
要求を泣いて知らせます。
その時、お母さんの顔を見ると大抵の
赤ちゃんは安心するものです。
子育てで、大事なのは、仕事の分担を
半分にすることではなく、赤ちゃんの
要求に適切に対応することで、
愛着の絆が形成されることにあります。
愛着の絆が形成されると、その後の人生
に自信を持ち、人との信頼関係を築き
社会に貢献感を持ちながら、
生きていくことができます。
人付き合いができない。
人中に入ると怖くて自分の考えが
言えない。
感情のコントロールができずらい。
感情的にキレやすい。
少しのことでイライラする。
物事に集中できない。
感情を制御できないなどがあると
対人関係に影響が出ます。
このようなことで、悩まないため
にも人の成長にとって
愛着の絆の形成は重要なのです。