勇気づけとは
2025.01.10
アドラー心理学を本で知った方は、アドラー心理学=勇気づけ と思っている方は多いようです。
子育て中の方にとって、子供が思うように親に従ってくれないとき「どう勇気づけたらいいでしょう」という質問も多いものです。
子供を親の思う通りにするために「勇気づけ」がある訳ではありません。
「勇気づけ」の本当の意味を知らないまま、「こうすればいい」「こう言えばいい」と安易にアドバイスすることは、混乱を招きかねません。
人を理解することなしに、安易なアドバイスに頼るのではなく、まずは、目の前の子どもが親に従ってくれないとしたら、まずは子ども理解を優先してみましょう。
自分の子供であっても、本当に子どもの心理を理解している方は、少ないものです。まして、他人の子供のことを理解しないままノウハウを言っても関係改善にはなりません。
人を理解するとは、相手の立場に立って、「どうして?」「なぜ?』と考えることが大事です。
人は誰でも「いい面」を持っています。私たちは環境から受け取る言葉に左右されると言っても過言ではありません。
新年を契機にご自分の家族とどんな会話をしているか、見直してもいいかもしれませんね。
言葉による弊害があることを知っておきたいものです。