5か月から10か月の赤ちゃん育児はママにとって急に難しく感じる
2026.01.20
5か月を過ぎた頃から、赤ちゃんの様子が急に変わったと感じるお母さんは少なくありません。
昨日まで笑っていたのに、急に泣き出す。
知らない人を見るとしがみついて離れない。
思い通りにならないと怒ったように声をあげる。
その変化に戸惑い、自分の接し方が間違っているのではと不安になることもあるでしょう。
しかし、この時期に起こる人見知りや感情の激しさは、しつけが必要な問題ではありません。
赤ちゃんの心が順調に育っている証です。
この記事では、5か月から10か月の赤ちゃんの発達を踏まえ、今いちばん大切な関わり方を整理します。
5か月から10か月は心と体が一気に伸びる時期
この月齢になると、赤ちゃんは寝返りを打ち、支えがあれば座れるようになり、やがて一人座りへと進んでいきます。
足の裏を支えると、前に進もうとする動きも見られるようになります。
合わせて、身体が動くようになるのと同時に、心の動きも大きく変化していくのです。
つまり、恐怖や嫌悪、怒り、悲しみといった感情も使い分けるようになります。
赤ちゃん自身にとっても初めての感情ばかりで、どう扱えばいいのか分からない状態です。
人見知りは欠点ではなく成長の証
8か月前後になると、多くの赤ちゃんに人見知りが現れます。
知らない人を見ると泣く、お母さんから離れないといった行動は、恐怖という感情を認識できるようになった結果です。
これは、身近な人とそうでない人を区別できるようになった証拠でもあります。
人見知りを無理に克服させようとしたり、恥ずかしい行動として指摘したりすると、赤ちゃんは安心できる場所を失ってしまいます。
この時期は、なじませることよりも、安心できる存在としてそばにいることが重要です。
赤ちゃんは感情を使って要求するようになる
言葉をまだ使えない赤ちゃんは、泣く、怒るといった感情を使って自分の要求を伝えます。
毎回すぐに反応すると、強い感情を出せばかまってもらえると学び、その行動が増えていきます。
一方で、感情的に叱ったり怒りをぶつけると、赤ちゃんは混乱し、不安や恐怖を抱くようになります。
この時期に必要なのは、要求をすべて通すことでも、突き放すことでもありません。
赤ちゃんの感情を受け止めつつ、落ち着くまで待つ姿勢です。
親の態度が赤ちゃんの安心感をつくる
赤ちゃんは、親の表情や声の調子から多くを学びます。
無表情な関わりが続くと感情表現が乏しくなり、感情の起伏が激しすぎると情緒は不安定になります。
この時期の赤ちゃんにとって最も必要なのは、安心感です。
親が疲れてイライラしているときは、それを隠そうとする必要はありません。
大切なのは、感情をぶつけないことです。
落ち着いた声で、自分の状態を伝え、赤ちゃんそのものを否定しない態度を保つことで、赤ちゃんは安心して感情を収めていきます。
泣きや怒りに負けない一貫した関わりが自立を育てる
赤ちゃんの涙や怒りに押されて要求を通し続けると、感情を強く出す行動が定着します。
しかし、要求を通さないことは突き放すことではありません。
歌を歌う、音楽を流すなど、気持ちが切り替わるまで静かに待つことが効果的です。
赤ちゃんは日々、親の態度から学んでいます。
一貫した関わりと落ち着いた対応が、赤ちゃんの心の安定と自立につながります。
5か月から10か月のしつけで本当に大切なこと
この時期の育児で大切なのは、行動を正そうとすることではありません。
人見知りや感情の爆発を問題視せず、成長の一部として受け止めることです。
赤ちゃんは、親の表情や声、対応の積み重ねから安心感を得ています。
感情的にならず、一貫した態度で見守ることが、結果として最良のしつけになります。
5か月から10か月は、心の土台を育てる時期です。
焦らず、比べず、今目の前の赤ちゃんと向き合うことが何より大切です。




