3歳までの子育ての重要性
2021.02.08
赤ちゃんは、生まれると同時に環境の刺激を受けながら、脳が発達していきます。その時期に吸収した体験は脳に記憶されていきます。子どもが3歳になるころには大人の8割までに成長します。5歳までで9割と言われています。
それだけに、子どもに関わる親の影響は子どもの性格や生き方に影響を与えます。
子どもに過大な期待をかけると、はじめは親に従うかもしれませんが、親の態度によっては、子どもは自分の意見を言えず従順に従いながら内心反発しながら成長していきます。
子どもと母親との愛着の絆の形成は1歳半までと言われています、感情のコントロールは3歳まで、言葉の臨界期は5歳です。子どもは3歳までの自分の体験について子どもなりに意味づけをします。その意味づけは、親にはわかりません。
子どもに感情的に接する親御さんは多いものです。その親の態度を子どもがどう受け止め、どう解釈するかは、親にはわからないだけに、子どもには出来るだけ尊敬と信頼の気持ちで育てていくことが必要でしょう。母親研究所では、多くの子どもの問題に悩む親御さんを援助していますが、問題が大きくなるのは思春期に差し掛かるころです。
思春期までに親に尊敬され信頼されて育った子どもは反抗しません。子どもが尊敬と信頼を感じ取れる親の関わり方については「5つのメソッド」講座で詳しくお伝えしています。子どもは家族の中で成長しますので、家族関係は子どもの成長に大きく影響を及ぼします。
「私は、いつも寂しい思いをしてきた」「私だけ差別されてきた」「私よりも弟だけを親は可愛がった」「私は一度も褒められたことはない」「いつも文句ばかり言われてきた」「どんなにいい子をしても、無視されてきた」「成績で一番を取ってきても、ほめられたことはない」等々、枚挙にいとまはありませんが、子どもは、家庭に居場所がないと感じると外に自分の居場所を求めます。学校や社会で認められ、居場所を認められると社会の中で、自分の生きがいを見つけるようになりますが、家庭に居場所がなく、学校でいじめに会ったりすると社会生活に困難を感じるようになります。人とのコミュニケーションが苦手になり、相手の顔色ばかり窺うようになり自分に自信を持てなくなります。
子どもが自分に自信を持てるのは、何かが人より優れているからではありません。自分のしていることを誰かに認められて来たのか、どうかなのです。大切なのは、子どもの心を傷つけない対応と言えるでしょう。そのことを配慮しないで子どもに接していると、子どもを依存的に、あるいは暴君に、あるいは無責任な子どもにしていることに気づかづに過ごしていることになります。子どもは、天才的な能力を持っています。それを生かすのかダメにするのかは大人の責任でしょう。あなたのお子さんはあなたから生まれたかもしれませんが、あなたのものではないのです。子育ては、子どもを自立させることにあります。その基本は3歳までの子育てにおう所が大きいのです。
母親研究所は、「5つのメソッド」についてのセミナーを2月27日午前10時から2時間、オンラインで開催いたします。ご興味のある方は、お申込みお待ちいたしております。