2023.06.28
子どもの心
今日は、子どもの心について考えて
見たいと思います。
事例
3祭の子どもが5歳のお兄ちゃんの
玩具に手を出しました。するとお兄
ちゃんはそのおもちゃを取り上げました。
玩具を取り上げられた3歳の子どもは
泣き始めました。
よくある光景です。
子どもの泣き声を聞くと、お母さんは、
飛んでくると3歳の子どもを抱きしめ
「どうしたの?」
とお兄ちゃんに聞きました。
お兄ちゃんは「僕の玩具を取ったから」
と言いました。すると「玩具くらい
貸してあげない」と言いわれました。
こう言われたら子どもはどうするでしょうか?
1)素直に「はい」と言い「ごめんなさい」と謝る。
2)不満そうな顔をする
3)玩具を弟に「はい」と言って渡す。
あなたのお子さんは、どうすると思い
ますか?
ここで、大事なのはお母さんが3歳の
子どもを庇っていることを5歳の子ども
がどう思うかにあります。
親の態度は、多分兄弟は仲良くしてほしい
と言う思いでしょう。
しかし、子供は親の想いを理解することは
できません。
ただ、親の態度から親は弟を庇い、自分は
せめられた。としか映らないでしょう。
子どもは複雑なことは考えません。
ただ、お母さんは、弟が好きで、自分は
嫌われているとしか思わないことでしょう。
このように考えた兄は弟とは仲良くなりません。
こんな場合、親はどうしたらよかったでしょう。
泣いている子どもを庇うのではなく、
「僕の玩具を取ったから」と兄が言った時
「今度、玩具を取られないためには、どうしたら
いい?」と解決策を一緒に考えてあげること
です。
子どもの心を傷つけるのではなく、
子ども自身で、どうしたら弟に自分の
玩具を取られなくて済むか?と考えさせる
ことで、子どもは工夫をすることでしょう。
そして、お母さんは、自分のことを理解して
くれる。と安心します。
泣いてる子を庇ったり、
子どもの行動の結果に「いい」「悪い」で
判断している限り、子どもは心を傷付け、
心が親から離れてしまうかも知れません。
子育てで、大事なことは、子どもの心を傷つけられる
ことなく、子ども自身で問題解決できるよう
援助することです。
自分の頭で考え、行動する子どもにするためには
指示や命令、小言や批判をやめ、冷静に暖かい
眼差で物事を導いていきたいものですね。
7月15日(土)10:00〜12:00
「愛着形成」についてオンライン講座を開催
いたします。
参加費:5,000円
お申し込みは、HPの講座申し込みからお申
し込み下さい。